ネットワークビジネス(またの名をMLM)とは?
今、かなりの日本企業は、ながびく不況の抜本的改革として、一般流通方式であるSLM(Single-Level Marketing)
から、MLM(Multi-Level Marketing) へと移行しています。MLMとは、マルチレベル・マーケティングと発音し、アメリカで生まれた流通方式です。(最近ではネットワークビジネスもMLMと呼ばれることが多い。)有名なのは、なんといってもAmwayでしょう。Amwayは、1959年、アメリカで生まれ、母体は、ニュ
ートリ・ライト社のディストリビュータが設立しました。多目的洗剤「フリスク」をネットワークの媒体製品としてスタートしました。
日本上陸は、本国のアメリカより20年遅れ1979年です。当時は、MLMに対して反対もなく、ビジネス展開が容易であった反面、誤ったビジネス展開により、さまざまな意見が噴出し、最近では、国会でも「国民生活センターへの問い合わせが多い。」と話題になりました。
会員が、100万人レベルのMLMプランは、拡大が非常に難しくなり、多くの脱落者を生み、国民生活センターへの相談・苦情殺到という形であらわれました。
現在、日本のMLM人口は、世界でもっとも多く、その約41%を占めています。また、売り上げでも、世界の半分が日本のMLM関連によるものであり、MLM本国のアメリカの2倍です。つまり、アメリカで生まれたMLMは、日本で開花したといえるでしょう。しかし、MLM本国アメリカでも、10年つづくMLM企業は、ほんの一握りであり、1000社に1社しか残れません。それだけに、多くのMLM企業が日本に入ってきている現状を考えると、もっとMLMに対して、慎重な選択思考が求められます。客観的な目をもってMLMに接する心構えが必要であり、用意周到なチェックをして、後に、問題を起こさないようにしなければなりません。そして、努力に見合った納得いく収入を得られるマーケティングプランかを見極める必要もあります。
これからも優秀な日本企業は、MLMを真剣に研究し学び、本家米国MLM以上のサービスをわれわれに提供していくでしょう。今後、日本のMLMは、ますます発展することは、間違いありません。
ネットワークビジネスは、一部の方には「ねずみ講」とか「マルチ」とか言われますが、法的には、連鎖販売取引という合法ビジネスです。しかし仕組自体同じに見えるため、「ではどこが違うの?」と言われて、完全に答えられる人は少ないと思われます。ネットワークビジネスの本来の目的とは消費者による口コミにより安くて高品質な製品を普及させるという事です。ネットワークビジネスは子会員からの紹介で始まった方達の取扱製品の購入額の一部をボーナスとして収入に成るように、システムを組んでいます。(普及プログラムといいます。)このシステムは、うまく行えば数年後には月収1000万円という事も実際にはありえますし、そういう方も実際にいます、しかしそれは、希な例です。普通は、やはり努力したなりの収入となります。これは、どんな仕事にもいえることです。どうしてネットワークビジネスが注目されるようになったのでしょうか?
日本がネットワークビジネス最先端国なのに、感覚的にあまり受け入れられていない部分があります。アメリカではパーソナルケア製品の大半の流通が連鎖販売取引によるものと言われています。それは一般に店頭に販売されているものと比べても製品が良くて安いからです、何故製品が良いかは、消費者による口コミのみの販売の為、代理店・卸問屋・販売店という流通にかかる中間マージンがかからないことや、CMなどによる広告費が要らない為、原材料費そのものに、店頭で市販されている物よりも、何十倍もかけられる為です。製品が良くて安ければリピートがあって当然ですし、長年その仕事に携わっていれば信用も重なり、月ずきの収入も増える訳です。資本の必要も無く独立して収入を得る事も可能なわけなのですから、初めはサイドビジネスとして初めても本業に切り替えていく方が沢山います。
新時代のネツトワークマーケティングシステム
このシステムとテクノロジーはごく普通の人々が、資産をつくりを可能にします。ネットワークマーケティングの歴史は60数年前に誕生しました。初期の段階は、先進的な製品を普及させるために、愛用者が口コミで知人に広めました。このピラミツド型に広がつた愛用者のネツトワークをそのままを流通網にしてしまうという画期的な直販方法が誕生しました。このネットワークマーケティングの極点例である、Amway社をネズミ講ではなく合法的なビジネスであるとアメリカ合衆国は裁定しました。
現在進行中の新時代のネットワークマーケティングシステムは、なによりも簡単さを重視しています。たとえば新人ディストリビューターは、初めての顧客勧誘のときでも、ベテランのリクルーターが協力してくれます。また。勧誘したい相手には、リクルート用ビデオを貸し出すだけでよかったりします。そして衛星経由で直接自宅まで送られてくるインフォメーションにおいて、わざわざ講習会場まで出向く必要もないというような、先進的組織も有ります。また、商品に関しても、自分で在庫を持ったり、すべての事務処理をこなす必要もありません。コンピューター
化され、自動化された注文処理システムは、どの組織でも標準で装備されています。それはごく普通の女性でも経済的自立を現実に達成させてくれる予感を感じさせます。
ネットワークビジネスの4つの魅力
●時間が自由
ネットワークビジネスは、メンバーの一人一人が皆自営業者といえる。出社時刻が定められているわけではなく、労働時間も自分の都合で自由に決めることが可能です。サイドビジネスから始めて、軌道に乗ってくれば本業にすることもできます。
●小資本ビジネス
独立開業を考える人にとって初期投資がいくらかかるかは大きな問題です。その点ネットワークビジネスは小資本での開業が可能です。2万円未満のビジネスキットを購入するか、普及すべき商品の愛用者になるか、そのどちらかが開業の条件にしています。
●生涯ビジネス
サラリーマンには定年があります。しかし、ネットワークビジネスには、いつまでも続けることができますし、自分の資格を子孫に引き渡すことが可能なシステムもあるので、親子代々受け継がれるファミリービジネスとして
取り込むことも可能です。
●努力をすれば高収入も可能
ネットワークビジネスはダウンのメンバーの業績も収入につながります。組織が大きくなると信じられないほどの利益がもたらされることもあります。年収1億円を超える人も存在します。もちろん、才能と人一倍の努力をした結果であることは当然です。しかし、今の社会にこれほどのドリームはそうないでしょう。
選択のポイントと重要性 及び安全性
いい会社の見分けかた
現在、日本国内にはこの種の形態をとっている組織は千数百社に及び、その選択には十分な考慮が必要です。もし、あなたが初めてこの種の仕事をしようとする人なら、なおさら慎重にならざるをえないでしょう。
*法律に順じて経営をしているか?
一般的にネットワ−クの仕事には訪問販売法の連鎖販売取引と言う適用があります。この適用に従ってビジネスを進めている会社であれば問題はないのですが、中には「この適用の対象でない」としている組織も多く存在しているのが現状です。特定負担等の提示説明がないネットワ−クは極めて好ましくありません。あなたが今検討しているネットワ−クがあるとしたら、最優先でこの連鎖販売取引の枠内での仕事かどうかを確認するべきでしょう。ただ単に儲かるからとか、可能性があるから、などと言うことだけで決めてしまうのは非常に危険です。
*MLM設立が新しいか?
設立が新しいことのメリットは、古い報酬プランを参考により良い報酬プランを生み出せる点です。販売員として登録する人々にとって、報酬プランは言うなれば、そのMLM企業の給与体系そのものですから無視できない一番の注目点です。製品がすばらしいことは当然であるが、この報酬プランも素晴らしいのが必要なのです。
MLM初心者にとってこの報酬プランは、一度には理解しがたく、他の報酬プランとの比較検討がなかなかできないものと思われます。この問題を解決する一つの目安は、その企業設立が1990年以降であるかどうかということです。これに該当するMLM企業は、従来の報酬プランを良く研究した上で、その問題点を取り除き、よりメリットのある報酬プランを打ち建てています。MLMの場合、老舗とか歴史があるというのは、旧態依然をあらわします。報酬プランが新しくても、すぐ消えるような企業では困りますし、設立後、5年が一つの基準となるでしょう。
*商品構成の面から
1..市場性のある商品群であること。
(特定の高額商品や、今すぐ必要とは言えない非必需品や非急用品は不適だと思われます。)
2..消耗品であることが好ましい。
(高額耐久品は、被害者がでやすく、もちろんあなたが加害者になる可能性もあります。)
3..理解しやすく伝えやすい商品であること。
(あなたが解らないものは、他の人にも伝えにくく、広がりません。)
4..手ごろな価格帯であること。
(高額品はその利益幅に目がくらみ、押しつけ販売的になる。)
5..バ−ジョンアップが頻繁に行えるシステム(自社製造)であること。
(市場のニ−ズを捕らえ、時代遅れにならない商品を紹介できる。)
消費者の声は、一番にその会社に届きます。消費者の製品に対する声とは、製品の改善提案であったり、こんな製品が欲しいという声であったりします。この消費者の声を、いち早く取り入れて、良い製品をタイムリーに提供できるのは、自社開発を行っている企業でなくてはできません。製品は、栄養補給品、一般消費材、化粧品、耐久品、通信関係、その他の
順でメリットがります。
MLMで取り扱う製品は、できるだけ毎日使う消耗品が一番です。そうでないもの例えば、高級で高額なものは、誰でもが気軽に何回も買うものではないからです。ただし、商品ラインナップには、少々高額でだれもが欲しがる製品があれば、売上げ成績も上がるので、あったほうが良いでしょう。MLMで扱う製品は、一般消費財が一番です。
MLMでの販売製品として適してる順番は以下に述べます。
1.一般消耗品 健康食品・栄養補給剤、歯磨き、基礎化粧品、服
2.高額消費材美容化粧品、家電製品、コンピュータ、オーディオ、装飾品
3.耐久品家具、自動車部品
4.高額製品自動車、家、その他
システム面から
MLMをはじめる人は、たいてい他にも仕事がある。
なぜなら、MLMで始めてすぐに高額の収入を得ることは不可能であるからだ。会社勤めなら、入社してすぐ給料はもらえる。しかし、MLMは販売員登録してもすぐには給料(報酬金
)は、もらえないか、もらえても小額です。
最初は、ほとんどの人の場合、副業としてスタートせざるを得ない。これが可能となるには、その報酬プランに無理がなく、集会に出続けなくても、自分のできる時間でその販売活動が無理なくスタートできることが肝心です。
販売員登録をした後、さて、何をどうやったらいいのか?わからないのが普通でしょう。それを解消するのが、カセットテープ、ビデオ、インター
ネット、フリーダイアル、情報ファックスなどです。
また、あなたの疑問に対して、即座に返答をしてくれるでしょうか?このようなバックアップ体制が必要です。
ネットワ−クの仕事はその大前提が流通業であると言えるでしょう。その場合、最低条件として商品を注文してから最高3日以内に、あなたでなく企業サイドからの配達で、代金の支払い、またその管理などはすべて会社がやってくれ、注文後のク−リングオフも3週間以上(一般的な商品は、この程度の期間使用しないと、商品の良さは解らないでしょう。)で、返品自由、返送料会社負担といった、消費者にやさしいシステムであること。などの諸条件がのぞまれます。そうすれば、消費者が商品を注文した場合の配送に時間を要したり、それが原因であなたが在庫を持つといったリスクを抱えることも防ぐことが出来ます。
また、いかなる場合にもノルマ的制約があるものは避けたいものです。毎月の個人消費ノルマなどはその顕著な例です。またノルマと言う表現は無くとも、実際の活動の中で強要される場合や、参加した時点で一定量の商品購入を促されることもありますので、必ず確認しましょう。
可能性があるかどうか?
副業として始めたビジネスは、軌道にのれば、本業をも凌ぐほどの報酬を得ることになるやも知れません。しかし、慌てて本業に据えるのは、危険を伴うので慎重に、将来を見て考慮すべきです。
そのネットワークが、今後も順調に広がりをみせて、あなたの報酬金額も大きく推移するかどうか、逆に将来、減少してしまはないかを見極める必要があります。
その基準として、その国の人口の1%でほぼ飽和とみるべきです。日本の場合は、1億人とすれば、百万人の販売登録員でほぼ飽和という計算になります。
実際は、せいぜい50万人程度と見た方が、無難ではないでしょうか。
ビジネスとしてあなたが参加する以上そこには、どれだけ多くの人に伝わるかが問題です。たとえ、あなたが人間関係に豊かな人だとしても、あなたが伝えた人がそうだとは限りません。ここで重要なのは、そのネットワ−ク自体に今以上の大きな広がりが期待できるがどうかです。ここでその簡単な見分けかたを紹介しましょう。
1.末期症状のネットワ−クは高額の商品を頻繁に投入するようになります。(売り上げ維持の為と思われる。)
2.集会が多く、参加メンバ−が低年齢化している。(知識にとぼしい若者がタ−ゲットになり社会問題かしやすい。)
製品が良くて、販売員のやる気があればネットワークは自ずと広がります。自らの意志が一番必要です。
販売員がやる気を維持していくために集会や講習会は有効ですが、気持ちをいつもハイテンションにしているためには、限度があります。普段の生活からあまりにもかけはなれた優雅な生活を夢見させるような話ばかりする集会は危険です。
製品に対する見識を深め、また、実際の使用レポート、実務に関する内容が含まれるべきでしょう。
「あなたはきっと成功する。」といつも言われて、その「どうしたら成れるか。を明確に示せないとしたら、そんなやり方はあてになりません。必要以上に集会、ミーティング、講演会と毎日のようにあり、それに参加することを半ば強制されるとしたら、問題です。
3.勧誘が強引でシステムの話に終始し、客観性にかける販売員がいる。(法律、時代、第3者の評価などの話が出ない組織は、危険です。)
4.参加している人たちの人柄を見る。そのネットワ−クに参加している人たちが、どういった人たちなのかを見ておくことが大切です。
参加者の声は、これからMLMの販売員をしようとする人には最も欠かせない判断材料となる。その声には、これからあなたが経験するであろうメリット、困難、問題点が隠されている。
経験者の意見は、一度冷静に聞く価値がある。もし、それもできないほどあるMLM企業に惚れ込んでいるとしたら、あなたは、きっと経験者と同じ失敗をあらためてすることになるでしょう。
最後に
「ネツトワークビジネス(MLM)」の成功、それはどんな人にも開かれたチャンスであります。しかし成功する人は、ごく一部なのです。なぜなら、成功するためにはどのような仕事も困難な努力を必要とするからです。手っ取り早く金持ちになるための方法を探しているとしたら、マネーゲーム、ギャンブルをお薦めします。ネツトワークビジネスには向きません。 21世紀の時代は間違いなく、好むと好まざると社会に生活に、このネツトワークビジネス(MLM)が密接に関わってくるでしょう。アメリカ経済が奇跡の復活をとげた推進力の一つにこのMLMがあるわけで、我々の生活様式さえ変えうるパワーを持っています。正しい知識と理解のうちに、しっかり考えて決めるべきでしょう。
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