このところテレビニュースで、長寿者「かまとお婆さん」がちょくちょく登場します。 やはり、高齢者が増えているので、長寿がキーワードになっているようです。 2002年12月22日、NTVで「世界の長寿村ベスト10」という番組を再放送で放映していました。 |
世界の長寿者と日本の長寿者と違う点は、世界の長寿者には、寝たきりの方が少ないことにあります。 その理由としましては、日本の長寿者は病気をしがちで薬に頼る傾向がありますが、世界の長寿者は、その生活自体が医食同源を通じた「予防医学」を実践しているような生活にあると言えます。 ●世界の長寿者に共通していること 1.生活そのものが身体を動かす運動である。 ※高地に住む方が多く、普段から山坂を歩いている。 2.ストレスのない環境にいる。 ※農村部であり、都会のような忙しさがない。 3.体に良い食事や、ミネラルの多い水を摂っている。 ※自然の恵みに囲まれて、理に叶った食事をしている。 4.家族と同居している。 ※孫、ひ孫に囲まれて、自分の培ってきた生活の知恵を発揮できる。 ●現代社会の、世界の長寿者地域と比べて違うこと。 1.生活そのものが運動になるようなライフスタイルではない。 ※農村部には、生活そのものが運動になっている方もいます。また、寒冷地、 山岳地帯の方は、小さい頃からスキー、山登りに長けていて足腰がしっかりして いる90代の方が多く見られますが、日本全体で捉えると極少数です。 やはり、朝のウォーキング、ゲートボール、健康体操などが主流で、生活の中で の運動自体は少ないのが現状です。 2.ストレスだらけの社会環境にいる。 ※生活の中に行き渡った「時計」、山の中まで走る「車」、数えあげても数えきれない ストレスに埋もれた生活です。 3.体に悪い、食事や水を摂っている。 ※合成添加物に代表される「リン」、塩素を沢山次ぎ込まなければ殺菌できない「水」。 医食同源とは、ほど遠い食環境にあります。 4.核家族の広がりから、一人暮らしの老人が多い。 ※一人暮らし、もしくは夫婦二人暮らしが多いため、連れ添いが大病をすると看病の 疲れから心中をする高齢者が後を立ちません。 一人暮らしの老人にいたっては入院した場合、退院するにも、しにくい状況になっ ています。 自分の培ってきた生活の知恵を発揮できる場所などないに等しいと言えます。 ●どうすれば、健康長寿を手にすることが出来るのか。 日本の高齢者は身体の免疫力の衰えが激しく、生活習慣病にかかり、病院のお世話(対処療法)で生かされているにすぎません。 「アッ!」っと驚くような老人が街中を闊歩していないのは、高齢者が皆、寝たきりになっているからです。 このような状況を打開するには遅くも30代からは、「健康」と正面から向き合い、生活の中に「運動」を取り入れ、また、現代の食事では物理的に摂れない「栄養素」は「栄養補助食品」などで代替し、生活様式をストレスを感じないライフスタイルに変える必要があります。 |