■三浦敬三さん(2006年現在 101歳)のプロフィール
1904年(明治 37年) 2月15日 青森市生まれ。現在は東京在住。2006年1月11日逝去。
青中、北大農学部林学実科卒業。スキーの普及に努め、豪快な八甲田の山スキーを
全国に紹介した。東奥日報社主催「東奥美術展」写真の部で三年連続特選、イタリ
アの国際山岳写真ビエンナーレ展入賞。日本山岳写真協会名誉会員。スキー技術の
探究でも知られ、「雪質とクリスチャニア」「回転技術の本質と実際」「ツアース
キーへの招待」などの著書がある。
まだ登山やスキーが一般的ではない時代に、スキーを駆使して八甲田の山々を歩き
回り、「八甲田の開拓者」「八甲田の主」と言われた。
1924年 東奥日報社主催の「八甲田、十和田縦走スキーツアー」に参加。
(大正 13年) 抜けるような青空に光り輝く樹氷の群れ。こつ然と現れた神秘の世界に、八甲田の
運命的な出会いを感じる。
1926年 ( 22歳) 北海道帝国大学農学部卒業後、青森営林局に勤務。
営林局の「青森林友スキー部」ではジャンプ選手や監督として活躍、全日本選手権
の常勝チームヘと育て上げた。
1955年 ( 51歳) 営林局を退職。
1964年 ( 60歳) 初めての海外遠征(イタリア)。
1974年 ( 70歳) エベレストのシャングリ氷河滑降。
1981年 ( 77歳) キリマンジャロ頂上噴火口を滑降。
1985年 ( 81歳) シャモニー・ツェルマット間90キロ踏破。
1992年 ( 88歳) スイス氷河地帯オートルート完全踏破。
1994年 ( 90歳) モンブラン・バレーブランシュ 5度目の滑降。
1999年 ( 95歳) 妻を亡くし、ひとり暮らしが始まる。
2003年 ( 99歳) モンブラン・バレーブランシュ 6度目の滑降。
2006年 (101歳) 1月11日 逝去。101歳と325日の人生をまっとうされました。
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