(1)NTTドコモが 「39GHz帯での無線アクセスバックホール統合伝送の屋外実験」
5Gは、2020年からの導入を目指し、現在、通信キャリア各社が、新技術の研究や実証実験を行っている。
株式会社NTTドコモとファーウェイ(華為技術/HUAWEI)は、5Gにおいて新たに追加される「39GHz帯」の周波数帯についての実験結果を発表した。
このニュースを理解するためにも、まず「5G」と電波について解説する。
(2)「5G」で導入される電波について
今回実験が行われたのは「39GHz」周波数帯。
今まで移動通信で使っていた電波の周波数帯域がいっぱいで、今後IoTや自動運転等で爆発的な電波需要が拡大するのに対して、今までの周波数では拡張できないため、高い周波数に活路を見いだそうとしている。
30GHzを超えるような高い周波数は「ミリ波」と呼ばれ、この単語は今後、ICT関連ニュースなどで頻繁に目にするようになるだろう。
現在、4Gで使用している周波数帯は、1.7GHzや3.5GHz。
携帯電話で最適な周波数は、1GHz以下の700~900MHz帯だ。
これらと比べれば、39GHzがいかに高周波数かがわかるだろう。
(3)課題は曲がらないこと
簡単に言うと、39GHz帯など「ミリ波」の最大の利点は、大容量通信に適している。
一方、直進性も特徴のひとつでこれがデータ通信ではしばしば課題となる。
電波の高い周波数と低い周波数の説明をするのに「光」と「音」を例にすると解かり易い。光は真っ直ぐ進むが、曲がることが苦手で、壁やツイタテがあると影ができる。その影の部分が、5G電波の届かないところだ。
一方、「音」は回り込みが得意だ。
ツイタテの向こうからも声や音は聞こえてくるし、都会のビル影や家の中でも(窓ぎわでなくても)電波が届きやすい。
というわけで本題に戻すと39GHzの課題が、ビル影などの障害物(街路樹など)の向こうに電波をどのようにして届けるか、ということだ。
5G 導入国では、街路樹を全伐採
全伐採すれば、5Gが直進できる。オランダやアイルランドは、今になって反対運動が起きている。このように、自然環境への影響が報告されているが、この手のニュースは、日本では気持ち悪いくらい話題に上がらない。
日本での5G 統合伝送の屋外実験
以下は、2018年4月16日(月)~27日(金)に、神奈川県横浜市みなとみらい21地区において実施された実験だ。
(4)ベルギーの環境大臣が、5Gのパイロットプロジェクトを中止
5G 電磁波に被曝すると、酸化ストレス、DNA損傷、免疫異常、自律神経系の異常、ホルモンの異常、心臓血管系の障害、認識機能の異常などが発生し、神経側索硬化症(ALS)などの神経変性疾患や、脳腫瘍などのガン、流産の増加、精子数の減少など生殖機能障害につながると指摘されている。
近年では、発達障害との関連性を指摘する研究も増えている。
ベルギーの環境大臣セリーヌ・フレモールト氏は「市民保護のための基準が尊重されないなら、そのような技術は歓迎しない」と、5Gのパイロットプロジェクトを中止したと発表した。さらにフレモールト氏は「ブリュッセルの人々は、利益追及のために売られるモルモットではありません」と述べ、例外を作るつもりはないことを明らかにした。
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